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日本の色彩
2020年5月29日
四季の移ろいの中に美の心を生みだした様々な色彩。
日本では古来より暮らしの中に多彩な色合いを取り入れ、繊細な色の世界を見出し、
その情趣を愛でてきました。
先人たちの豊かな感性は色名にも表れており、例えば「裏葉(うらは)色」という
名からは、葉の裏の色まで細やかな眼差しを注いでいた人々の姿を、
「青竹色、若竹色、老竹色」や「白茶色、鶯茶色、丁字茶」等の名からは、
暮らしに根付いた身近な草木にこそ敬意を払う人々の姿を感じます。
色彩にまつわる理解を深め、日本人が長い歴史の中で大切にしてきた
暮らしや美意識の一端を皆様にお伝えできればと思っております。