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内服と外服
2020年10月13日
「服」という漢字の語源と言われている記述があるのは、
中国の春秋戦国時代に編纂された『山海経(せんがいきょう)』という名の
地理書で、そこには、植物や鉱物の薬効が記載されています。
この書物の中では、薬草などを「衣服」のように体にまとい病気の原因となる
邪気の侵入を防ぐことを「外服」、薬を体内で効かせて邪気を防ぐことを「内服」
と言い表されています。
つまり、薬を飲むのが「内服」、身体にまとって皮膚から直接薬効を得るのが
「外服」と捉えられているのです。
衣服に機能性やデザイン性が重要であることはもちろんですが、そこに
心と身体を整える役目があるという新たな視点を持つと、
毎日身にまとう衣服に対する愛着が一層深まりそうです。