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染料と身体の関係
2020年6月23日
最近では、染料と身体の関係も研究されています。毎日着ている衣服を通して、
皮膚から入っていくものが身体に影響を与えているというのです。
衣服を染める材料として、古くから使用されてきた薬草は少なくありません。
植物染料の中には、病気やけがを治し、健康を保つために使われるものも多くあります。
例えば昔は、女性は紅染めの肌着やお腰を付けていましたが、
紅は血行をよくする作用があるため、長時間身につける事で循環機能を
高める効果がありました。また、藍の匂いは、虫や蛇が嫌う作用があるため、
野良仕事の時に重宝されましたし、茜は滋養強壮や抗菌作用などに、
また、栗染めは皮膚病に効くとされてきました。
現代のように科学的根拠はなくとも、経験から植物を選び、
生活に役立ててきたのです。